坂本龍一のワーナーカタログ(1998年~2006年)は、現在の坂本龍一に直接つながる重要な時期と言え、その発売作品群も、サウンドトラック、オペラ、エレクトロニカ、ボサノバ etc...と豊潤な成果を上げている。 この「BTTB」は、1998年に発売されたワーナー移籍第1弾アルバムであり、坂本龍一にとって初の全曲書下ろし作品となった。 またタイトルの意味は「Back To The Basic」(原点回帰)から名づけられている。作品にはラヴェル、サティなど自身が影響を受けてきたであろう西洋音楽のイメージも感じ取れるなど、坂本龍一ならではの唯一無二の世界を作り上げている。